
ウィアリスでは先日、卒業イベントを開催しました。
日々オンラインでつながっているからこそ、そのままの延長線上にある、自然な形での卒業の時間。
特別な準備をしなくても、これまでの関わりや積み重ねがそのまま伝わる、あたたかな空間となりました。
それぞれの歩みを振り返りながら、次の一歩へとつながる、そんな一日でした。

今回の卒業イベントでは、生徒だけでなく、サポートクルーの卒業もありました。
中学校の先生として新たな一歩を踏み出すサポートクルー、研究の道に進み、さらに学びを深めていくサポートクルー。
それぞれが自分の選んだ道へと進んでいきます。
これまで生徒と関わる中で積み重ねてきた経験や想いは、これからの場所でもきっと活かされていくはずです。
そしてその姿は、生徒にとっても、これからのことを考えるきっかけになっているように感じました。
人との関わりの中で、少しずつ前向きな変化が生まれていくのだと思います。

マイクラ部の生徒たちから卒業生に向けたお祝い動画が披露されました。
ナレーションも編集も、すべて生徒たち自身。
構成もしっかりしていて、「こんなに作れるんだ!!」と驚く場面もありました。
内容もとても工夫されていて、思わず笑ってしまうシーンがあったり、細かいところまでこだわって作られていたりと、見ている側も自然と引き込まれていきます。
チャットでも「すごい!」「面白い!」といった声が上がり、画面越しでも一体感のある時間になっていました。
ただ楽しいだけでなく、動画の中には卒業生へのメッセージもしっかり込められていて、「これまでありがとう」という気持ちがまっすぐ伝わってきました。
誰かのために時間をかけてつくること。
その過程も含めて、生徒たちの成長を感じられる場面だったように思います。

担当のサポートクルーが、一人ひとりに向けたメッセージを読み上げていきます。
これまでの関わりの中で見えてきた変化や、日々の小さな積み重ね、そしてこれからへの想い。
その言葉はどれも、しっかりその子のことを見てきたからこそ伝えられる内容でした。
最初はうまく話せなかったこと、なかなか参加できなかった時期があったこと、それでも少しずつ関わりを続けてきたこと。
そうした時間も含めて、その子の歩みとして、丁寧に言葉にされていきます。
不安や迷いを抱えながらでも、ここまで続けてきたこと自体が、すでに大きな一歩です。
名前を呼ばれて、言葉を受け取る時間は、「ここにいてよかった」と感じられるような、あたたかい時間になっていました。
それぞれのペースで進んできたこの時間を、これからも大切にしてほしいと感じる場面でした。

卒業生の中には、中学1年生から3年間ウィアリスで過ごしてきた生徒もいます。
最初は不安や戸惑いを感じながらのスタートだったかもしれません。
それでも、自分のペースで関わりを続けていく中で、少しずつできることが増えていきました。
人と話すこと、何かに挑戦すること、自分の気持ちを表現すること。
その一つひとつの変化は小さく見えるかもしれませんが、確実にその人の中に積み重なっています。
時間をかけて育まれたその歩みが、今の姿につながっていることを感じられる場面でした。

ウィアリスは、日々オンラインでつながる場です。
だからこそ、特別なイベントでなくても、日常の中で関係性が築かれていきます。
安心して過ごせる環境の中で、少しずつ人との関わりを広げていく。
無理に何かを変えるのではなく、生徒ののペースに合わせて関係が育っていくことを大切にしています。
そうした日々の積み重ねがあるからこそ、卒業という節目も自然な形で迎えることができます。

卒業は終わりではなく、新しいスタートです。
ウィアリスで過ごした時間の中で得た経験や安心感は、これから先の選択や行動の支えになっていくはずです。
それぞれが、自分のペースで、自分で決めた道を進んでいく。
その過程の中で迷うことがあっても、ここでの時間が一つの軸となり、また前を向くきっかけになることを願っています。
最後になりますが、卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます!
ここまでの歩みは、一人ひとり違います。
それでも、そのすべてに意味があり、価値があります。
これからも、それぞれのペースで、自分らしく歩んでいけることを願っています。
ウィアリスはこれからも、安心して過ごせる居場所として、一人ひとりに寄り添い続けていきます。