新年明けましておめでとうございます。
本日1月9日から、WIALISオンラインフリースクールも新学期が始まりました。
今年は、年明けから生命の大事さを思い知らされるニュースが立て続き、いろいろと考えさせられました。
WIALISオンラインフリースクールの生徒のお住まいは全国に散らばっていて、被害の大きかった地域の生徒さんもいます。
早い段階で安否は確認できて安心していたのですが、その後、やっと電力も復旧したとのことで、今日はいつもどおりバーチャルキャンパスに参加してくれました。
不登校の子どもたちは感受性が強いケースが多く、他人の負の感情を自分のことのように受け取ってしまうことがあります。
自分の身近であってもなくても、さまざまな報道に接して、自らのことのように衝撃を受けている子がいるのではないかと心配しています。
テレビの報道のみならある程度コントロールできますが、SNSでは間違った情報も含め、1つ興味を持って閲覧するとそれに関連した情報のみがどんどん表示されるので要注意です。
そういった、人のつらい体験を見聞きして共感しすぎてしまい、自分の気持ちも大きく落ち込んでしまったり、精神的に疲れてしまったりすることを「共感疲労」というそうです。
スマホ世代の子どもたちは、特にこの状態に陥りやすいように感じています。
また、不登校となったきっかけを聞いていると、先生がクラスの子に怒っているのを何度も見て、自分が怒られているように受け取ってしまい教室に入れなくなった・・・というケースがありますが、これも「共感疲労」かもしれません。
共感疲労を防ぐには、まずは原因となっている負の感情が含まれる情報から距離を置く時間をつくること。
それから、気分転換となるように外出したり、趣味など、普段から楽しめていることに取り組んだり。
そして、周りの方が、「あなたは共感しすぎて気持ちが疲れてしまっているよ」ということ本人に自覚させてあげるのもいいようです。
ご家族が、災害や事故のニュースに接して気持ちが落ち込んでいる様子を感じる際は、早めの対応を心がけてもらえればと思います。
ということで、今私たちにできるのは、子どもたちがいつもどおり自分のペースで学習やコミュニケーションの時間を過ごしていけるようサポートしていくことだと考えています。
新学期最初となる今日のホームルームでは、「ウィッシュリスト」をみんなでつくりました😄
今年のウィッシュリストをつくろう！
●ウィッシュリストって何？
その名のとおり、自分の「ウィッシュ（願い）」を書き出した一覧です。
普段、やりたいこと、やってみたいことはたくさんあっても、時間がない、お金がない、そんなことできるはずない・・・知らず知らずのうちにあきらめていませんか？
一度、頭の中にある「やりたいこと」を書き出してみると、これはできそう、これはどうしても実現したい、などなど、あらためて頭の中が整理できて、日々のモチベーションも上がってきます。
何か忙しいことが一段落したときに、ウィッシュリストを見返して、今ならこれできる！となったり、時間の使い方のメリハリもついてくるというメリットもあります。
●ウィッシュリストのつくりかた
今回は、「とにかく100個書き出す」ということで、サポートクルー自身がWordを画面共有しながら、実際に作成中の様子を見せてくれました。
書き出しやすいように、最初にざっくりとジャンルを作成します。
例えば、「場所」「ゲーム」「本」・・・のようなジャンルにして、行きたい場所、やりたいゲームや今やっているゲームでの目標、読みたい本、とにかく書き出していきます。
ただ、100個書き出すのはとにかく大変。
「これは達成できない」とか考えてしまうと書き出せなくなるので、とにかく今やってみたいことはぜーんぶ書き出してみてください。
そうする中で、実はやってみたかった、ちょっと興味はある、なんてことも予想外に出てくるかもしれませんね。
今回は、みんなに共有しやすいようにWordファイルで作成していましたが、インターネットで「ウィッシュリスト」で画像検索すると、いろいろなタイプのリストが出てきて参考になります。
楽しみながら、かわいく飾って書き出してみたくなります。
そして、いろいろな人のウィッシュリストを眺めてみるのも楽しいです！
●書き出すだけで終わらせない！
今回ウィッシュリストを教えてくれたサポートクルーは、実は年末の終業式でも、2023年は100のウィッシュリストのうち何個達成できました！と発表してくれていました。
ウィッシュリストのポイントは、書き出して終わりにするのではなく、何度も見返してやりたいことを思い出すこと。
見返すためにも、見やすい場所、例えばスマホのメモ帳とかタスクリストでもいいし、タブレットのお絵かきアプリとかで飾りながらつくってスクショしてもいいし、印刷して壁に貼っておいてもいいかもしれませんね。
ホームルームのあとに、Canvaでウィッシュリストを作成している子もいました。
「やりたいこと」は、文字に書き出したり、口に出して人に言ったりすることで、実現の可能性がぐっと上がります。
「一年の計は元旦にあり」ともいいますが、難しいことは考えず、やりたいことをどんどん書き出して、前向きな1年のスタートをきれるのがウィッシュリストのいいところじゃないかなと思います。
生徒の皆さん、書き上がったウィッシュリスト、見せてもらうの楽しみにしています😄
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WIALISオンラインフリースクールでは、不登校の子どもたちが前を向いてその先の一歩を踏み出せるよう、さまざまな働きかけを行っていきます。
ホームルームをはじめキャンパス内での各イベントは体験でも参加いただけます。ぜひ無料体験でバーチャルキャンパスでの活動をお試しください。